【長野で登山】北信五岳・黒姫山▲
<長野県信濃町>“信濃富士”とも呼ばれる黒姫山(標高2053m)
登山日:2021/7/11
天気:曇り
ルート:古池コース(大橋登山口)→西新道登山口(登山口はココ)
距離&タイム:13.3キロ&6時間28分(休憩含む)
詳しいログはヤマップで↓↓
黒姫山 / やま子さんの黒姫山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
前週の「飯綱山」に続き、北信五岳の一つ「黒姫山」へ。2年ほど前の8月に別の登山口から登りましたがとにかく暑くて、虫が多くて、下山途中に水切れした思い出とあまり良い印象がない山。いくつか池を巡るコースでリベンジしてきました。
切ない“黒姫伝説”がある山
初心者でも問題なく登れる山ですが、意外と時間がかかるため登山口に5時半ころに到着しました。特に夏場は暑くなるので早めのスタートがおススメです。登山口には4台ほど駐車できるスペースがあります。ここが満車なら戸隠方面へ400mほど進んだ先にも大きな駐車場があります。
北信五岳の一つの黒姫山は“信濃富士”とも呼ばれ、“黒姫伝説”が残る山。
昔、現在の中野市辺りに『黒姫』という娘がいた。その娘をみそめたのが、若侍に姿を変えた大蛇。嫁として迎え入れるのを断られた大蛇は怒って「大池の水で城下町を流しますよ~」と脅す。心優しい娘は嫁ぐことにしたけど大蛇の嫁って…。苦悩を大蛇に訴えると大蛇も同情→二人(一人と一匹)は黒姫山に登って果てた。
簡単に言えばそんな感じのあらすじです。
登山口からしばらく歩くと『種池』『古池』という2つの池があります。種池の方が小さく、干ばつの年にこの池の水を汲んで戸隠神社に雨乞いするとその里には必ず雨が降るらしいです。
古池から15分ほど歩くと綺麗な沢をまたぎます。ここからの道もキツイ登りが続くわけでもなく、割と余裕を持って歩くことができます。歩き始めて1時間半ほどで新道分岐に着きます。
『戸隠竹細工の森』という立て看板がたっています。この山の根曲がり竹は、竹細工用に管理されているものなので、美味しそうな根曲がり竹を発見しても採取禁止です。
急登のあとに気持ちの良い稜線歩きで山頂へ
新道分岐からしばらく歩くと、急坂がはじまります。暑い暑い。。もくもくと歩いていくこと数十分。視界が開けて『しらたま平』という場所に。あいにくの天気で展望はあまりありませんでしたが、とっても気持ちが良いところです。ここで休憩もおすすめ。日陰はないので天気が良いとかなり暑いかもしれません。
ここからはずっと稜線歩きに。山頂手前の数十メートルは岩がごろごろした急斜面になります。変化に富んでいる登山道で面白いです。登山口から4時間ほどで山頂に到着しました。
やっぱり雲は晴れなくて少し残念でしたが、おかげで強烈な日差しを浴びることもなく山頂で快適に休憩できました。2年前に訪れたときはとにかく暑くて暑くて、ゆっくり休憩どころじゃなかった記憶が。
30分ほど休憩して下山開始します。山頂は貸し切りでした。やっぱ早朝スタートの登山はいいですね。下山は新道分岐までは同じ道を引き返します。分岐からは、古池コースとは反対にあるルートで下山します。林道がメインなので特に見どころはありません。
山頂からぐるりとまわって、『七ツ池』や『大池』、『大ダルミ』などの池や湿原を巡ることもできます。時間がプラス1~2時間はかかると思うので、今回はなし。下山中には、4組ほどとすれ違いました。
秋の紅葉も素晴らしい山なので、今度は紅葉の時期にまだ巡っていない場所を歩きながら登りたいです。
~おわり~