長野で登山▲独鈷山(とっこさん)・上田市
【長野で登山】上田市の独鈷山(標高1266m)
登山日:2021/2/28
天気:晴れ
ルート:西前山・不動滝コース(登山口はココ)
距離&タイム:4.1キロ&4時間38分(休憩含む)
詳しいログはヤマップで↓↓
独鈷山 / やま子さんの独鈷山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
信州百名山・好展望で人気の山
独鈷山(とっこさん)は上田市にある信州百名山。県内でも比較的有名な山で関東方面からも登山に訪れる人がいるようです。
5つくらいコースがありますが、その内、上田市街からもアクセスが良く、信州最古の温泉ともいわれている別所温泉にも近めの「西前山・不動滝コース」で登りました。登山口は上田市前山にある「虚空蔵堂」のすぐ近くです。トイレはありません。
9時半頃に到着しましたが一番乗り。登山口には、なんと中嶋豊さんの地図が!「信州山歩き地図」という本を出版しており、長野県で登山する人はご存じの人も多いのではないでしょうか?
この日は快晴!日中はかなり暖かくなる予定でしたが、一部急坂があるので念のためアイゼンは持って行きました。独鈷山は滑落事故が度々起きている山なので注意が必要です。
台風の爪痕を残す登山道
独鈷山は以前にも来ていますが、その時は台風による登山道の崩落のため通行できず断念しています。今回はリベンジ。今でも土砂が流れた跡があったり、倒木があったりと少し荒れています。
歩いで10分くらいでコースの名前にもなっている「不動滝」があります。いくつか滝っぽいのがあり、これが本当に不動滝なのかわからない。どれもそれほど高くなく水量も少なかったです。
立派な杉?ヒノキ?の林を歩いていきます。この辺りは緩い坂で登山道も幅広く歩きやすいです。10分毎くらいに「山頂まで〇〇分」という看板が立っています。
地面に目を凝らすと福寿草を見つけることができました。まだ花びらが完全に開いていませんが、所々に黄色い蕾が。もう少し後に来ていれば黄色い絨毯を広げたような光景が見られるのかな。
登山道ツルッツル…子檀嶺岳の悪夢再び
歩き始めて20分くらいで徐々に積雪が。雪というより完全に氷。しかも落ち葉で隠れているので凍っているのかも分かりにくい。とにかくツルッツルで先日登った子檀嶺岳を思い出しました。
凍っているのと同時に急坂で油断しているとすぐに転んでしまいそう。この辺りは歩くのに必死で写真を撮る余裕すらありませんでした。
ロープ設置もある急斜面を登り、ビューポイントへ
「頂上まで30分」の標識の先からはロープ場もありました。ここも所々凍っていました。事故が起きるのもなんとなくわかる気がします。
何か所かあるロープ場をやっと通過すると大きな岩が。ビューポイントにもなっていてここからの景色は抜群でした。ここからあと20分ほどで頂上です。凍った登山道のせいでここまでかなり時間がかかりました…。
やっとの思いで山頂到着!360度のパノラマビュー
登山口から2時間以上かかりやっと山頂に到着!またあの道を引き返さないといけないと思うと少し憂鬱ですが、無事に到着してよかった…。
山頂は360度の展望が広がっています。どの方向を見ても絶景!この日は快晴だったので遠くまで良く見えました。
北アルプスや黒斑山、王ヶ頭(美ヶ原)の電波塔までよく見えます。遠くの方に富士山らしきシルエットも見えました(たぶん)。
山頂に先客はおらず、30分くらい写真を撮ったり景色を見たりゆっくり休憩できました。下山しようというタイミングで何組か山頂へ。結局この日は4組ほどとすれ違いました。
来た道を引き返しますが、簡易スパイクでは全く役に立たず、さすがにアイゼンを使用しました。爪が長いとこれほど滑らないものかと実感。アイゼンを装着する前、4回ほど派手に転びましたが怪我もなく無事に下山できました。
山頂からの展望が素晴らしかったので、凍った登山道が溶けたらまた登りたいと思います。
~おわり~